活動

NPO法人GERは、モンゴルの住環境改善と
暮らしの質向上に向けて活動しています。

Symposium

モンゴル国の住環境改善シンポジウム

2014年サーツ・モンゴル建築技術支援シンポジウム日程案

  • 8/22 午後: 成田発、夜ウランバートル着、ウランバートル泊
  • 8/23 午前: 朝ウランバートル発テレルジへ移動
  • 8/23 午後: テレルジ観光、テレルジゲルキャンプ泊
  • 8/24 午前: 13世紀村観光
  • 8/24 午後: ウランバートル泊
  • 8/25 午前: ウランバートル建築現場、ゲル地区視察
  • 8/25 午後: サーツ建築技術紹介（3セッション）、夜懇親会、ウランバートル泊
  • 8/26 午前: サーツ建築技術紹介（2セッション）
  • 8/26 午後: モンゴル側との意見交換会、ウランバートル泊
  • 8/27 午前: 早朝ウランバートル発、午後成田着
2014年シンポジウム参加者集合写真

2014年シンポジウム参加者集合写真

PSATS・MONGOL建築技術交流シンポジウム（概要）

日本の建築技術の紹介とモンゴルとの技術支援協力の可能性についてまとめた シンポジウム（2014年）の開催概要です。

開催テーマ

― 日本の建築技術の紹介とモンゴルとの技術支援協力の可能性について ―

日時

シンポジウム 1日目： 2014年8月25日（月） 13:00～17:20
懇親会： 18:00～20:30
シンポジウム 2日目： 2014年8月26日（火） 9:30～17:00

会場

MONGOLIAN UNIVERSITY OF SCIENCE AND TECHNOLOGY
SCHOOL OF CIVIL ENGINEERING AND ARCHITECTURE

参加費

無料

主催

MONGOLIAN UNIVERSITY OF SCIENCE AND TECHNOLOGY
サーツ建築技術支援機構

協賛

（記載なし）

開催趣旨

日本では、高い材料技術、設計技術、施工技術を基盤として、安全で機能的な都市環境を 建設してきた。この日本の建築技術を担ってきた技術者が中心となり、 NPO法人「建築技術支援協会サーツ」が設立された。

建築技術支援協会は、豊富な経験と技術を持つ中高年のベテラン技術者が 個人の立場で集まった団体であり、技術継承や情報発信を通じて 社会へ貢献することをめざしている。

一方モンゴルでは2000年以降、急速な経済成長を背景に首都ウランバートルを中心として 建築需要が増加し、高層建築も加速している。しかし、基盤技術の整備については 多くの課題を抱えている。

本シンポジウムは、日本がどのように技術支援できるかを考えるため、 モンゴルの建築の現状とニーズを把握する目的で企画された。

シンポジウムプログラム

1日目：2014 / 8 / 25

  • 13:00 ～ 13:20　開会の挨拶

    • シンポジウム開催の挨拶 / Yagaanbuyant DUINKHERJAV
    • シンポジウム趣旨説明 / 松本年史
    • NPO法人サーツ建築技術支援機構の紹介 / 安部重孝

  • 13:30 ～ 15:00　１．日本における鉄筋コンクリート（RC）造の工業化工法の紹介 / 岡本 直

    • 低層（戸建て・1～3階程度）の工業化工法
    • 中層（4～5階程度）の工業化工法
    • 高層（8～15階程度）の工業化工法
    • 超高層（20階以上）の工業化工法
    • 質疑応答

  • 15:10 ～ 16:10　２．日本の耐震設計基準の考え方と事例 / 安部重孝

    • 日本の耐震設計の考え方・事例
    • 構造設計に関する米国・中国との交流（日中建築構造技術者協会）
    • 質疑応答

  • 16:20 ～ 17:20　３．日本の建築の品質管理について / 筒井 勲

    • 日本の建築の品質管理について
    • 質疑応答

  • 18:00 ～ 20:30　懇親会

    • 会場：レストラン Mongolians　+976 9909 7716
    • 住所：Street Ikh Toiruu 93, Barilga Mega Store
    • 会費：一般・教員 5000円 / 学生 3000円

2日目：2014 / 8 / 26

  • 9:30 ～ 10:30　４．日本における設備設計と設備工事の現状 / 向野元昭

    • 設備設計について
    • 設備工事について
    • 質疑応答

  • 10:40 ～ 11:40　５．CASBEE導入の可能性について / 向野能里子

    • LEEDとCASBEEについて
    • モンゴルへの適応
    • 質疑応答

  • 13:30 ～ 15:00　６．建築に関する諸技術の紹介 / 吉田一空 他

    • 寒冷地におけるコンクリート材料
    • 耐火性能とコンクリート材料
    • 断熱を中心とした仕上げ技術
    • 質疑応答

  • 15:10 ～ 17:00　サーツ・モンゴル意見交換会 / 司会：松本年史

    • 日本からの質問
    • モンゴルからの質問 / 回答
    • 討論（司会者によるテーマ設定）

  • 17:00 ～ 17:10　閉会の挨拶

発表者紹介

  • 安部重孝 ／ 元竹中工務店構造部長・元東京ソイルリサーチ技師長
    建築構造設計
  • 岡本 直 ／ ものつくり大学 特別客員教授
    建築構造、構法
  • 筒井 勲 ／ 元竹中工務店技術研究所長
    施工技術、施工管理、建築生産
  • 向野元昭 ／ 元大成建設 技研副所長 環境研究部長
    設備・環境・防災計画
  • 向野能里子 ／ 株式会社パデコ 経済/社会開発部
    都市地域計画・環境社会配慮
  • 吉田一空 ／ 元大成プレハブ
    施工管理（管工事）、建物診断
  • 松本年史 ／ 共立女子大学 建築・デザイン学科教授
    建築・構造設計

サーツ・モンゴル建築技術支援シンポジウムについて
（2014年4月15日 / 共立女子大学 松本年史）

1）モンゴルの必要建築技術

a）都市（ウランバートル）への人口集中への対策

  • ゲル地区の住環境改善のための住宅建設支援
  • 上下水道などのインフラ整備技術支援
  • 中長期的な住環境整備計画の技術支援

b）都市部における環境汚染防止対策技術支援

  • 石炭燃焼および自動車排ガスによる大気汚染対策技術支援
  • 上下水整備と環境汚染対策技術支援
  • 石炭灰の有効活用技術支援

c）建築・土木技術の向上

  • 低・中層建築の施工技術と現場管理技術の向上支援
  • 高層・超高層建築の建築基準整備と設計技術向上支援
  • 建築材料・規格・検査機関の整備支援
  • 既存建築物の改修と再利用技術支援
  • 建築の工業化（PC化）と冬期建設技術の改善支援

2）サーツ・モンゴル建築技術支援セミナーの内容

a）高層・超高層建築の基準整備と設計技術向上

① 建築基準の整備

  • 現行モンゴル基準の内容整理
  • モンゴル基準と日本基準の比較評価
  • 自然災害（地震・風・凍害）レベルの評価
  • 日本の設計基準をベースとしたモンゴル基準案
  • 設計基準運営方法の提案

② 設計技術の整備

  • 荷重比較（日本 / モンゴル）
  • 部材強度比較
  • 構造解析方法の紹介と比較
  • 部材設計方法の紹介と比較
  • 設計図書内容の比較

③ 施工技術と施工管理技術の整備

  • 日本の施工技術紹介とモンゴルの現状比較
  • 施工管理者の役割と検査内容
  • 竣工検査項目と定期補修の重要性

b）建築の工業化（PC化）と冬期施工の改善

  • 工業化工法の特徴とモンゴルでのメリット
  • 日本の工業化工法の紹介
  • モンゴル向けコンクリート（軽量・フライアッシュ）の紹介

c）ゲル地区住環境改善のための高品質住宅供給

  • 日本のエコ住宅紹介
  • 低環境負荷型住宅の提案

d）建築廃棄物処理に関する協力

  • 建築材料の再活用

3）2014年 サーツ・モンゴル建築技術支援シンポジウム

  • 趣旨：建築技術向上に向けた日本＋モンゴルの技術協力の可能性
  • 日程：2014年8月23日（土）〜 25日（日）
  • 場所：ウランバートル（モンゴル科学技術大学）予定

打ち合わせ必要内容：

  • シンポジウムテーマ・セッション決定
  • スケジュール決定・会場手配
  • 日本側・モンゴル側参加者（企業協賛の打診）
  • 開催費用負担計画

セッション内容

  • 1. コンクリート材料・PC構法技術
  • 2. 構造基準・RC超高層の設計技術
  • 3. 環境・設備設計技術
  • 4. 施工・管理技術
  • 5. 建築・仕上技術

2017年・2018年 シンポジウム

２）2017年 シンポジウム

a) 住宅建築技術高度化・展開推進事業

モンゴル国の既存集合住宅（WPC造）の耐震性向上と外断熱性能向上技術の調査・検討・支援
NPO法人建築技術支援協会

モンゴル（科学技術大学）シンポジウム

9/2（土）、3（日）別ゲル開発Gとどちらかの日程

b) 2018年 シンポジウム

モンゴル国の既存プレキャスト造集合住宅の耐震性安全性のための耐震診断・補強技術と外断熱技術の調査検討・支援。

9月4日・5日にモンゴル科学技術大学にて、昨年度の調査結果のPR、本年度の課題対応をテーマに NPO GERの方と共同でシンポジウムを開催。

モンゴル科学技術大学・日本NPO法人建築技術支援協会 建築技術シンポジウム 開催案内

主題：モンゴル国の既存(WPC造)集合住宅の耐震診断・外断熱技術及び省エネ

日時：2018年8月30日 9:30〜17:30

会場：モンゴル科学技術大学

開催趣旨：

日本国国土交通省の海外支援事業助成による3年間の支援活動の最終年として、 活動報告および本年の活動推進の討論を行うとともに、モンゴルの省エネ活動についての共同開催。

シンポジウム スケジュール

9:30 - 9:40　シンポジウム趣旨説明（安倍）

① セッション I：省エネ活動（松本） 9:40 - 10:40

  • モンゴルの建築省エネ基準（PUREV-ERDEN）
  • 日本の省エネ基準（中村勉）
  • 質疑応答

② セッション II：外断熱（岡本） 11:00 - 12:00

  • 経過報告（東海林・永江）
  • モンゴルの外断熱（PUREV-ERDEN）
  • 質疑応答（施工会社・居住者）

③ セッション III：耐震基準（安倍） 13:00 - 14:30

④ セッション IV：耐震診断・補強（安倍） 14:40 - 16:00

⑤ セッション V：地盤調査（松本） 16:00 - 17:30

日本側参加者

安部重孝 / 岡本直 / 松本年史 / 秋山友昭 / 東海林允 / 永江 / 中村勉（日本建築学会）

モンゴル側参加者

Yagaaanbuyant DUINKHERJAV（科学技術大学教授）
Erdene GANZORIG（科学技術大学教授）
PUREV-ERDENE（科学技術大学教授）

３）2019年 シンポジウム

a) 主題

「モンゴル国の既存(WPC造)集合住宅の耐震診断・外断熱改修技術についてのシンポジウム」

日時： 1日目：2019年8月31日 13:00〜17:00 ／ 2日目：2019年9月1日 9:30〜17:30

会場：モンゴル科学技術大学 図書館棟4階 会議室

① 日本側参加者（予定）

  • 石原（国土交通省）
  • 小俣（国土交通省）
  • 加藤（国土交通省）
  • 小板橋（国土交通省）
  • 小澤（東洋コンサルタンツ / NPO法人GER）
  • 八尾（東京工芸大学 / NPO法人GER）
  • 中村（中村勉総合計画事務所 / NPO法人GER）
  • 松本（共立女子大学 / NPO法人GER）
  • ロカ（東京大学大学院 / NPO法人GER）
  • NPO法人GERメンバー

② モンゴル側参加者（参加打診中）

  • Ya.Duinkherjav（科学技術大学 建築学科 教授）
  • E.Ganzorig（科学技術大学 建築学科 教授）
  • E.Purev-erdene（科学技術大学 建築学科 教授）
  • N.Dolgorkhuu（科学技術大学 森林研究所 顧問）
  • Banzragch（科学技術大学 森林研究所 所長）
  • T.Bayasaa（科学技術大学 森林研究所 秘書）
  • Ts.Tumenbayar（「ハシャーで豊かに暮らそう」NPO 会長）
  • S.Gan-Od（同NPO 取締役会）
  • M.Chimegsaikhan（安定融資ネットワーク 専門家）
  • M.Munkhzaya（現地コーディネーター）

b) シンポジウム１日目（2019年8月31日）

13:00 - 13:10　シンポジウム趣旨説明と挨拶（安倍）

① セッションⅠ：建築とSDGs（松本）

  • 13:10 - 13:30　断熱技術と暖房技術の現状（プレブ教授）
  • 13:30 - 14:00　断熱性能向上と暖房エネルギー削減（中村勉）
  • 14:00 - 14:20　質疑応答

14:20 - 14:30　休憩

② セッションⅡ：GER地区の現状と課題（八尾）

  • 14:30 - 14:50　GER地区の環境問題（ロカ）
  • 14:50 - 15:10　GER地区住民の取組み（Ger Mapping Center）
  • 15:10 - 15:30　質疑応答

15:30 - 15:40　休憩

③ セッションⅢ：NPO法人GERの取り組み（松本）

  • 16:00 - 16:20　セルフビルド住宅の提案（八尾）
  • 16:20 - 16:40　GER地域のDream Plan（小澤）
  • 16:40 - 17:00　質疑応答

c) シンポジウム２日目（2019年9月1日）

9:30 - 9:40　開催挨拶（石原・安倍）

④ セッションⅣ：耐震基準と耐震施策（安倍）

  • 9:40 - 10:05　日本の耐震施策（石原）
  • 10:05 - 10:15　日本住宅の耐震技術（杉田）
  • 10:15 - 10:40　モンゴルの耐震設計制度（ガンゾリグ教授）
  • 10:40 - 11:00　質疑応答

11:00 - 11:10　休憩

⑤ セッションⅤ：既存WPC集合住宅の耐震診断（秋山）

  • 11:10 - 11:40　モンゴルの耐震診断指針（教授）
  • 11:40 - 12:10　日本の診断結果（秋山）
  • 12:10 - 12:30　質疑応答

12:30 - 13:30　昼食休憩

⑥ セッションⅥ：永久凍土と地盤対策（安倍）

  • 13:30 - 13:50　支持地盤問題（教授）
  • 13:50 - 14:10　地盤対策技術（秋山）
  • 14:10 - 14:30　質疑応答

14:30 - 14:40　休憩

⑦ セッションⅦ：外断熱（松本）

  • 14:40 - 15:00　WPC集合住宅の外断熱（市）
  • 15:00 - 15:20　昨年までの経過報告（東海林・永江）
  • 15:20 - 15:40　木質パネル（松本）
  • 15:40 - 16:00　質疑応答

16:00 - 16:10　休憩

⑧ セッションⅧ：モンゴルの外断熱技術（松本）

  • 16:10 - 16:30　モンゴルの外断熱改修技術（教授）
  • 16:30 - 16:50　モンゴルの断熱材料（各社）
  • 16:50 - 17:20　質疑応答
  • 17:20 - 17:30　閉会挨拶（安倍）

2020年 モンゴル建築技術支援シンポジウム

シンポジウム概要

主題：
「モンゴル国の建築物の外断熱性能の改善と対策についてのシンポジウム」
モンゴルの「住環境改善」「エネルギー有効利用」「環境対策」に資する断熱技術向上をテーマに、 日本とモンゴルの技術協力に関する意見交換を目的として開催しました。

日時：
2021年2月4日（木）16:00〜19:00

会場：
Google Meet オンライン (meet.google.com/knn-hpqc-aby)

主催：
キマド株式会社 + NPO法人GER（国土交通省協力）

シンポジウム内容

時間 内容
16:00 - 16:05 趣旨説明と挨拶
16:05 - 16:25 セッションⅠ：森林荒廃と森林資源の有効利用
16:25 - 16:40 質疑応答
16:40 - 17:00 セッションⅡ：高断熱木製サッシの開発
17:00 - 17:20 質疑応答
17:20 - 17:40 セッションⅢ：未活用森林資源活用木質パネル
17:40 - 18:00 質疑応答
18:00 - 18:20 セッションⅣ：ウランバートル都市定住の現状と課題
18:20 - 18:40 質疑応答
18:40 - 19:00 自由討論

※ 会議通訳：ロカ（東京大学大学院）

参加者

① 日本側参加者

  • 国土交通省：石原 / 小俣 / 加藤 / 小板橋
  • 東洋コンサルタンツ：小澤
  • 東京工芸大学：八尾
  • 中村勉総合計画事務所：中村
  • 共立女子大学：松本
  • 東京大学大学院：ロカ
  • NPO法人GER メンバー

② モンゴル側参加者（打診中）

  • Ya. Duinkherjav（科学技術大学 建築学科 教授）
  • E. Ganzorig（科学技術大学 建築学科 教授）
  • E. Purev-erdene（科学技術大学 建築学科 教授）
  • Dolgorkhuu（科学技術大学 森林研究所 顧問）
  • T. Battsend（建築都市開発省 建築材料生産政策調整局）
  • Ch. Munkhjargal（建築都市計画省 建築課）
  • Baigalmaa（ウランバートル市議会 議員）
  • B. Shukhert（Nuudelchin Group Co., Ltd. 会長）
  • M. Munkhzaya（現地コーディネーター）